2022年版2000Wh以上おすすめ機種【ポータブル電源】節電・防災対策に
この記事では2022年に注目の2000Wh以上のポータブル電源を紹介します。

こんにちは「キニモノ」を運営しています。
キニローです。
AC出力は2000W以上で家電や工具など、防災用の非常用電源として、車中泊、キャンピングカーやトレーラーの電源、節電、オフグリッド(電気のない場所で電気を使う)など活躍の場はいろいろ。
その使い途&サイズからはポータブルとは呼べません。
最強の電源「パワフル電源」です。
2000Wh以上のポータブル電源は20万円オーバーの高価な商品。
それぞれの商品の特徴を把握して、使用用途にぴったりのものを探すのがおすすめです。
はじめてのポータブル電源の購入の場合、何を基準に選べばいいかわかりませんよね。
そんな人にもわかりやすいように、ポータブル電源の気にしたいポイントを項目毎にまとめながら性能を比較していきます。
2000Whでは1000Whでは比較していない「生涯容量」についても比較しています。
ソーラーで発電すれば「電気代=ポータブル電源の価格」になれば実質無料といえます。
2000Wh以上のポータブル電源は、環境派、節約派の人にとってもおすすめの商品になります。
記事の最後には比較している製品以外も含めて「セール情報」も掲載したので、お値打ちにポータブル電源を探したい場合は参考にしてください。
セール情報⇒ジャンプ
数値など、情報は注意を払って入力していますが、誤入力の可能性もあります。
購入の際は改めて該当商品ページ、サポートで性能等を確認してから購入してください。
比較表内数値は最新のものでない場合があります。
(指摘があれば、訂正します。情報お寄せください)
比較する機種
比較する機種
- Jackery 2000 Pro
↑Jackeryがついに周波数切り替え可能に - EcoFlow DELTA Pro
↑比較でおすすめ1位獲得! - EcoFloew DELTA Max 2000
↑三元系なので一時的な利用に最適 - BLUETTI EP500
↑家庭用蓄電池としておすすめ - BLUETTI AC300+B300
↑バッテリー別体で使い途いろいろ - BLUETTI EB200P
↑ecoモード搭載 - EENOUR P2001
↑実質無料目指せる - SUNGA LK3000
↑電気代で元取れる!?
容量を比較
容量
まずは容量から比較していきます。
「容量」用語解説(クリックでオープン)
バッテリータイプが「リチウム」とあるのは種類が不明のものも含みます。
商品ページの説明欄にバッテリーの種類について記載がない場合、バッテリーの電圧でわかる可能性があります。
電圧(V)÷3.7もしくは3.6もしくは3.2
- 3.7で割り切れたらコバルト
- 3.6で割り切れたら三元系(NMC)
- 3.2で割り切れたらリン酸鉄(LiFePO4)
の可能性があります。
ということで、
「Jackry2000」は三元系の可能性があります。
バッテリーの種類について簡単にまとめておきます。
種類によって、サイクル回数が決まってきます。
リチウムイオン電池の種類
- コバルト酸リチウムイオン電池
通常のリチウムイオン電池になります。スマホ、モバイルバッテリーに採用
サイクル回数:500~1000回 - 三元系(NMC)ニッケル、マンガンコバルトリチウムイオン電池
コバルト系よりも安全&長寿命(およそ倍)とされています。
サイクル回数:500~2000回 - リン酸鉄(LiFePO4)リチウムイオン電池
サイクル寿命に優れていますが、電圧が低いので多くの電池が必要になり容積(サイズ)が大きくなり、重くなります。安全性が高いのも特徴です。
サイクル回数:3000~5000回
(サイクル回数 Wikipediaより)
サイクル寿命はメーカーが容量低下をどれだけ許容しているかで違いが出ます。
同じポータブル電源でも、想定時許容容量80%としていれば短くなり、50%としていればサイクル寿命は長くなります。
2000Wh超えの機種の場合は、無停電電源装置や家庭用蓄電池として毎日使用することが想定されるので寿命が長い「リン酸鉄リチウムイオン電池」がおすすめです。
キャンプや、車中泊、災害時の非常用電源として一時的な利用であれば「三元系」でも十分な期間使うことができます。
生涯容量
サイクル回数3500回以上なら約10年間、毎日ポータブル電源を使うことができます。
オフグリッドでポータブル電源を毎日1サイクルで活用する場合、電気料金としていくら分賄えるのかチェックしてみます。
(基本料金と電力量料金で月額でいくらになるか?)
用語解説(オフグリッド)
オフグリッドにおすすめの「BLUETTI EB500」の計算例です。
(表はこの計算によります)
BLUETTI EB500(3500回使ったらいくら?)
- 毎日1サイクルとしてひと月の電力量(kw)
5120Wh✕365日/12ヶ月=155.73kw/月 - 電気料金(ひと月)
- 基本料金(20A)
572円/月 - 電力量料金
3,436円(155.73kw)/月 - 合計4,008円/月
- 基本料金(20A)
- ポータブル電源 サイクル回数⇒月数
3500回/365日✕12ヶ月=115.07ヶ月 - 生涯電力量料金
4,008円✕115.07月=461,236円
80%として⇒368,988円
用語解説(生涯電力量料金)
「BLUETTI EP500」は毎日ソーラーパネルで充電した場合、サイクル回数3500回で約46万円分の電気を賄うことができます。
安く購入できた場合は、ほぼ「BLUETTI EP500」の金額と電気料金が同じということは寿命を迎えるまでに「実質無料!」になるということ。



お得です!
自宅の屋根に設置したソーラーパネルから充電することもできるので、昼間に発電した電力をポータブル電源に蓄えて夜間に使って電気代を節約することも可能です。
リン酸鉄は長寿命ですが、より長く使うためにバッテリーに優しい使い方もおすすめです。
優しい使い方
- 満充電にしない(80%まで)
- 厳しい環境で使わない
- 厳しい環境に保管しない
- 残量0%まで使わない(10%以上残す)
- 使ったらすぐに充電する(放置しない)
- 保管時は60%
- 充電はゆっくり(急速充電しない)
容量拡張(複数台連携)
2000Whを超えるポータブル電源の中には容量をUPすることができる機種があります。
容量を増量して高出力&長時間が可能に!
バッテリーが劣化した場合も、バッテリーが交換できることも大きなメリットです。
「容量」のおすすめ
おすすめは「EcoFlow DELTA Pro」です。
最大で10,800Whの容量まで拡張できて公式サイトでは本体・拡張バッテリーともに「5年の保証」があります。
EcoFlow DELTA Pro + 拡張バッテリー✕2(最大10,800Wh)
- 毎日1サイクルとしてひと月の電力量(kw)
10,800Wh✕365日/12ヶ月=328.50kw/月 - 電気料金(ひと月)
- 基本料金(20A)
572円/月 - 電力量料金
5,377円(328.50kw)/月 - 合計5,949円/月
- 基本料金(20A)
- ポータブル電源 サイクル回数⇒月数
3500回/365日✕12ヶ月=115.07ヶ月 - 生涯電力量料金
5,949円✕115.07月=684,509円
80%として⇒547,607円
「本体」と「拡張バッテリー✕1」合わせて通常価格77万円ととても高額ですが、ソーラーパネルと接続すれば電力量料金がお得になります。
ポータブル電源価格ー電力量料金=実質価格
EcoFlowの「公式サイト」ではセールもよくやっているので、お得なときに購入して活用しましょう!
使い分けができる
「BLUETTI AC300 +B300」はバッテリー(B300)が分かれたポータブル電源になります。
組み合わせることによってポータブル電源として利用できます。
「BLUETTI B300」は単体(AC300が不要)でも充電することも可能です。
(一部出力も可能)
同時に最大4台まで接続でき12,288Whの超大容量となります。
複数のバッテリーを組み合わせることで、充電、出力用にバッテリーをわけて使うことができるメリットがあります。
どれくらいの時間 家電が使えるか計算
家電を何時間使用できるか計算してみてください。
※家電ワット数(W)の合計はポータブル電源の定格出力以下としてください。
充電可能回数を計算
iPhoneなどのスマホ、iPadなどのタブレット、DJIなどのドローンのバッテリーなど何回充電できるか試してみてください。
※比較表の「3.7V換算mAh」を入力して下さい。
価格を比較
公式、amazon、楽天、Yahoo(PayPayモール)の価格を毎日更新しています。
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商品名 | Jackery 2000 Pro | EcoFlow DELTA Pro | EcoFlow DELTA Max2000 | BLUETTI EP500 | BLUETTI AC300 +B300 | BLUETTI EB200P | EENOUR P2001 | SUNGA LK3000 |
画像 | ![]() ![]() | |||||||
容量Wh | 2160Wh | 3600Wh | 2016Wh | 5120Wh | 3072Wh | 2048Wh | 2000Wh | 2112Wh |
公式 | 285,000円 | 440,000円 | 242,000円 | 598,000円 | 399,880円 | 239,980円 | ー | ー |
amazon | 285,000円 | 440,000円 | 242,000円 | 598,000円 | 499,800円 | 249,880円 | 218,800円 | 285,000円 |
楽天 | 285,000円 | 440,000円 | 242,000円 | 588,000円 | 499,980円 | ー | 299,990円 | 229,800円 |
Yahoo | 285,000円 | 440,000円 | 242,000円 | 598,000円 | 499,880円 | ー | 299,990円 | 229,800円 |
最安値 | 285,000円 | 440,000円 | 242,000円 | 588,000円 | 399,880円 | 239,980円 | 218,800円 | 229,800円 |
円/Wh | 131.94円 | 122.22円 | 120.04円 | 114.84円 | 130.17円 | 117.18円 | 109.40円 | 108.81円 |
生涯 電力量料金 | 64,252円 | 330,923円 | 48,978円 | 461,236円 | 292,041円 | 216,634円 | 213,099円 | 252,968円 |
実質価格 | 220,748円 | 109,077円 | 193,022円 | 126,764円 | 107,839円 | 23,346円 | 5,701円 | -23,168円 |
サイト |
用語解説(円/Wh・実質価格・生涯電力量料金)
価格は「円 / Wh」が100円を切っていたら容量から見てお値打ちですが、サイクル寿命も考慮して実質価格で比較するのがおすすめです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したポータブル電源は「生涯電力量料金」が高く、「SUNGA LK3000」のように価格以上のものもあります。
オフグリッドでは、電気を買うのと同じ値段でポータブル電源を購入できることになります。
小屋や別荘、物置、工事現場、エコ生活でオフグリッドにするなら、ソーラーパネルと2000Wh以上のポータブル電源もおすすめです。
お値打ちに購入したいなら、セールを見逃さないようにしてください。
楽天、amazon、yahooショッピング、PayPayモールではイベントに連動してセールをやることが多いです。
容量あたりの単価を計算
セールでお値打ちになっていたら、下記フォームで単価をチェックしてみてください。
掲載していないポータブル電源の単価もチェックできます。
出力を比較
ポータブル電源の一番の魅力である出力をチェックしていきます。
AC出力(家庭用電源)
「AC出力」用語解説(クリックでオープン)
すべての機種が家庭用コンセントと同じ「正弦波」だったので比較表には掲載しませんでした。
「正弦波」について用語解説でも紹介していますが、さらに詳しく知りたい場合は
⇒こちらの記事へ
全ての機種が定格出力2000W以上になっています。
ほとんどの家庭用電化製品が動作するはずです。



電子レンジ、エアコン、ドライヤー、掃除機など
心配なさそう。
使う予定の家電は本格的に使用する前に試すのがおすすめです。
災害時などで使ってみたら動作が不安定だったなど、問題があったら大変です。
使える家電、使えない家電をチェックしておきましょう。
(初期不良のチェックのためにもおすすめです)
高出力でおすすめの機種
どちらも定格出力3000W、瞬間最大6000Wの高出力で、エアコンと掃除機、ドライヤーなど併用が可能です。
出力電圧について
ポータブル電源の電圧には110Vと100Vのものがあります。
100Vのものが日本の家庭用電気と同じ仕様になります。



うちのコンセントは105Vでした
比較しているポータブル電源はすべて電圧100Vでした。
電圧110Vだとどうなる?
100Vと比較して単純に消費電力が1.1倍になります。
1500Wの電化製品を使おうとしたら、1650W消費することになって動作しなかった、、
なんてことが起こるかもしれません。
(動作については、その都度確認してから本番に備えましょう)
通常よりも消費電力が多くなるので、異常発熱等が起こる可能性があります。
火災などの原因になる可能性もあるので注意しながら使いましょう。
変圧器を使って降圧してもいいかもしれません。


「電圧」について用語解説でも紹介していますが、さらに詳しく知りたい場合は
⇒こちらの記事へ
周波数について
周波数が切り替えできるものと固定のものがあります。
50Hzと60Hzの切り替えができるタイプなら気にせず使用できます。
(住んでる地域の周波数には合わせてください)
「SUNGA LK3000」は60Hz固定なので注意してください。
「周波数」について用語解説でも紹介していますが、さらに詳しく知りたい場合は
⇒こちらの記事へ
DC出力(シガーソケット)
車のシガープラグなどが利用できるDC出力。
車載用品が車のバッテリーの残量を気にせず使えます。
カー用品は低電力のアイテムが多いのも魅力です。
特にシガーソケットを使う予定がない場合、おすすめはUSB充電器です。
USB-CでPD100Wに対応した商品もあります。
↑3端子で充電すると合計160W出力なのでポータブル電源の給電がストップするかもしれません。
PD100Wで充電するには対応したケーブルを用意する必要があります。
対応していないと60Wの給電になったりします。
注意事項
DCポートは電池容量が減るにつれて、電圧が下がるポータブル電源があります。
比較している製品は大丈夫だと思いますが、商品説明からはわからないので、各ポータブル電源のレビューなどを参考にしてください。
「SUNGA GP1200」について電圧が16Vだったと口コミをもらいました。
⇒こちらの記事「DC出力 1口(シガーソケット)」で紹介
ちょっと高すぎです。現在は解消されているかもしれません。
「SUNGA LK3000」についても電圧をチェックしてから使用するのがおすすめです。
DCポート(5521)の活用
「EcoFlow DELTA Max」「SUNGA GP1200」のシガーソケット以外のDCポートは電圧が固定なので活用が限られます。
↑コレを使えばシガーソケットを増やすことができます。
USB出力
8機種中7機種がPD100Wに対応。
対応した機器(スマホなど)を利用すれば急速充電が可能です。
お手軽に充電できるワイヤレス充電に対応している機種は
ワイヤレス充電対応
機能を比較
ポータブル電源には出力以外に特徴がある機種もあります。
チェックしましょう。
パススルー機能


充電しながら給電(出力)ができる機能です。
パススルーについては、正式に対応していなくてもできる場合がほとんどです。
メーカーからはバッテリーの寿命を短くさせるとして推奨されていません。
普段は極力避け緊急時のみの利用にしましょう。
充電電力 > 出力電力
↑ となるようにパススルーで使用するのが推奨されています。
ソーラーパネルで充電しながら、スマホなどの充電に使う程度ならよさそうです。
パススルー中はポータブル電源が異常に熱を持つなど、発火の危険もあります。
燃えやすいものを周囲に置かないようにして、異常な発熱、異臭を感じたら使用を中止しましょう。
用語解説(パススルー)
無停電電源装置(UPS)機能


通常時は電気をコンセントから直接出力して、非常時(停電時)にバッテリーの出力に瞬時に切り替わる機能です。
普段、バッテリーを通さないのでバッテリーの保護にもなります。
デスクトップパソコンや、医療機器など急な停電で動作を停止すると困る製品も安心の機能です。
ペットを飼っている家庭では、自動給餌器やエアコン、熱帯魚用の機器など大切な家族のためにも必須機能です。
用語解説(無停電電源装置(UPS))
無停電電源装置(UPS)として使用する場合は、使う予定の製品が正常に動作するかテストするのがおすすめです。
無停電電源装置(UPS)対応機種
無停電電源装置として対応しているのは現在5機種でした。
常にコンセントに接続した状態で使うことになるのでおすすめは「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用した4機種。
その中で切り替え時間が一番短かったのが「EENOUR P2001」の10ms(0.01秒)でした。
UPSとしてはAC出力が1100Wになるので注意してください。
大事なパソコンのデータなどの保護には切り替え時間が短いのがおすすめです。



ポータブル電源のUPSは
ペット関連に使うのもおすすめ
熱帯魚のヒーター、ポンプは電気が切れると大変。
切り替え時間は重要ではなく、通電されればOKです。
ワンコや猫などの自動給餌器にもぴったり。
留守にしてても安心な容量の大きいものがおすすめです。
「EcoFlow DELTA Pro」なら容量を10800Whまで拡張可能でエアコンや、冷蔵庫なども同時にバックアップ。
落雷での突然の停電、震災、台風などの自然災害による送電のストップにも長時間耐えることができ、対処法を考える時間を考えることができます。
スマホ連携(アプリ操作)
スマートフォンのアプリを利用してポータブル電源の残量や出力状態をチェックしたり周波数の切り替えなどの設定をすることができます。
EcoFlowでは「ファームウェア」のアップデートも可能です。
BMSなど最適化してくれるメリットは大きいです。
用語解説(BMS(バッテリーマネジメントシステム))
2000Wh以上のポータブル電源は向きを変えるだけでも一苦労。
アプリを使えばスマホで状態を簡単に確認できます。
アプリに対応しているのは「EcoFlow」「BLUETTI」のポータブル電源4機種です。
EcoFlowアプリ
EcoFlowのアプリ画面(クリックでオープン)
2000Wh超えの商品ではありませんが「EcoFlow RIVER(288Wh)」のアプリ画面を紹介します。


↑「設定」からポータブル電源で設定したかった項目の設定が可能になっています。
「充電レベル」では満充電しないように設定が可能です。


↑AC・シガーソケット出力やライトをON/OFFすることもできます。
USBの出力状態、X-Boostもこの画面から設定できます。
(温度が華氏になっていますが、摂氏にすることもできます)




↑情報画面から簡単に仕様のチェックができます。




↑ファームウェアの更新もできました。
(更新内容がわかるとうれしい)
BLUETTIアプリ
エコモード
エコモードを搭載した商品があります。
「BLUETTI EB200P」は電気消費を30%以上節約。出力50W以下が4時間続くと自動的にAC出力がOFFになります。
(下記「オートオフ機能」も参照してください。)
オートオフ機能
自動的にポータブル電源の電源が切れる機能です。
オートオフは無駄な出力を抑えてくれるので、容量を節約できて便利なようですが、低出力でオートオフが働いてしまうと困る製品があります。
- 炊飯器をタイマーで利用しようと思ったが、待機中にオフになってしまった
- 電気毛布の低出力中にオフになってしまった
医療機器など、オートオフが働くと大変なことになる可能性があるので注意してください。
充電方法を比較
充電方法についてチェックしていきます。
コンセントから充電
コンセントからの充電では最大1500Wで高速充電が可能な機種があります。
高速充電は便利ですが、リチウムイオン電池に負担が掛かるのでアプリなどで設定ができるものは必要なとき以外はゆっくり充電するのがおすすめです。



「BLUETTI EP500」は満充電に9.5時間掛かるけど
リチウムイオン電池には優しい
車で充電
車からの充電ができる機種は専用のケーブルが付属しています。
車からの充電はコンセントからの充電と比較して低電力になり時間がかかります。
(100W前後)
車中泊やキャンピングカー、トレーラーで使うなら車のシガーソケットから充電できるのでおすすめです。
ソーラーパネルで充電
雷、地震や台風などの豪雨災害での停電時はソーラーパネルからの充電が大活躍します。



ポータブル電源を買うなら、ソーラーパネルも一緒に!
自宅の屋根のパネルも活用できるかも!?
Amazon売れ筋ランキングをチェック ⇒ ソーラーパネル
ソーラー入力については、それぞれの機種で最大入力値が決まっています。
ソーラーパネルが最大入力値以上の発電をしても、BMSなどの安全機能が働いて制限値での入力になります。
(説明書などで確認してください)
「Jackery 2000 Pro」は最大2000Wまでと大きく入力することが可能です。
「Jackery2000Pro」に付属するソーラーパネルはセット専用品(新製品)で単品販売がありません。
「Jackery2000Pro」を購入する時はセットで購入がおすすめです!



パネルもたくさん必要で揃えるのも大変ですが、
災害時は大活躍間違いなしですね!
環境温度を比較
冬キャンプや冬の災害時の停電では低温時に動作するかどうかは重要です。
氷点下以下でも動作するポータブル電源であれば安心。
マイナス20℃での出力に対応
- EcoFlow DELTA Max2000
- BLUETTI EP500
- BLUETTI EB200P
充電に関しては氷点下で充電できるものはありません。
冬場は屋内での使用がおすすめです。
リチウムイオン電池の種類別の使用温度範囲(充電時、放電時)をWikipediaから紹介します。
使用温度範囲
- コバルト(一般的なリチウムイオン電池)
充電時: 0 ℃〜45 ℃ 放電時:-20℃〜60℃ - リン酸鉄(LiFePo4)
充電時:記載なし 放電時:-20℃〜60℃ - 三元系(NMC系)
充電時:記載なし 放電時:-20℃〜60℃
環境温度についてはリチウムイオン電池の種類で差はありませんでした。
対応環境温度の差はBMS(バッテリーマネジメントシステム)の制御の違いによります。
サイズを比較
大容量なのでかなりのサイズになります。
重量と合わせて比較します。
一番軽いのが「Jackery2000Pro」になります。
「重量/容量」も最も低く、軽量設計されています。
密度(kg/cm3)も計算しました。
密度が高ければ、コンパクトに設計してある可能性があります。
「EcoFlow DELTA Pro」は45kg、「BLUETTI EP500」は76kgと大変重い機種ですが、どちらも車輪が付いていて移動が楽にできるようになっています。
保証期間を比較
高価なポータブル電源。
保証期間も気になります。
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商品名 | Jackery 2000 Pro | EcoFlow DELTA Pro | EcoFlow DELTA Max2000 | BLUETTI EP500 | BLUETTI AC300 +B300 | BLUETTI EB200P | EENOUR P2001 | SUNGA LK3000 |
画像 | ![]() ![]() | |||||||
容量Wh | 2160Wh | 3600Wh | 2016Wh | 5120Wh | 3072Wh | 2048Wh | 2000Wh | 2112Wh |
保証 公式 | 5年 | 5年 | 3年 | 3年 | 3年 | 2年 | ー | ー |
保証 amazon | ー | 5年 | 3年 | 3年 | 3年 | 2年 | ー | ー |
保証 楽天 | 5年 | 2年 | 2年 | 3年 | 4年 | ー | 36ヶ月 (レビュー必要) | 12ヶ月 (レビュー必要) |
保証 Yahoo | 2年 | 2年 | 2年 | 3年 | 2年 | ー | 不明 | 12ヶ月 (レビュー必要) |
サイト |
保証期間が確認できなかったものは掲載していません。
説明書などで確認して下さい。
レビューで保証期間が延長されるものもあるので、レビューしましょう。
商品を購入して届いたら、必ず使用できるかどうか動作のチェック(出力&充電)をしましょう。
使う機会がないからと届いたまま放置すると、バッテリーが完全放電して正しく動作しなくなる可能性もあります。
初期不良の発見にも繋がります。
保証期間は最長が5年になります。
長期間使うことが想定されるのでうれしいですね。
中古品はおすすめしません
ポータブル電源はヤフオクやメルカリなど で中古品が購入できます。
そういった商品はメーカーのサポートが受けられない可能性が高いです。
当ブログ【キニモノ。】にも充電できないなど問い合わせがきますが、お力になれない場合がほとんどです。
直前まで動作していたという商品も、動作後にバッテリー残量「0」のまま放置すると充電できなくなっている可能性があります。
新品未開封品は、長期間箱にいれたままだと充電がされていなので、完全放電の状態で動作しない可能性もあります。



新品がおすすめです
口コミを比較
各ショッピングサイトの口コミになります。
楽天市場とYahoo(PayPayモール)は「レビュー点数」と「件数」も表示。
(毎日更新しています)
amazonは表の「amazonレビュー」をクリックしてチェックしてください。
amazon登録日も確認できるようにしたので発売されてからどれくらい経っているのかも確認できます。
レビュー件数が少ない場合は発売されて間もないのかもしれないので参考にしてください。
楽天レビュー数が100件を超えて最もいいのが↓
比較おすすめランキング
ここで紹介していない機種も同じように比較してもらえれば、優れた性能などを見つけられやすくなるはずです。
参考にして、いい商品見つけてください。
比較していく中でおすすめの商品をピックアップしました。
ピックアップ回数が多かった商品は特におすすめできる商品です。
ということでピックアップが多かったおすすめランキングを発表します。
1位 EcoFlow DELTA Pro


- 容量最大10,800Wh(拡張バッテリー利用)
- AC出力3000W
- USB-C PD100Wが2ポート
- 無停電電源装置(EPS)0.03秒
- スマホアプリで管理・設定
- 車(シガーソケット)で充電が可能
- 5年の長期保証(公式サイト)
- 生涯電力量料金33万円←これだけ分電気を使えます
- 3.1時間の急速充電
- 大きくて重い45kg(車輪で解消)



長期保証の「公式サイト」から購入がおすすめ!
大きくて重いので設置したら動かさないことが想定されます。
価格比較で計算しましたが実質価格が約11万円(2022-08-16時点)というのも魅力です。
おすすめの使い方
- サイクル寿命を生かした無停電電源装置として大切な家電をバックアップ
(停電時の冷蔵庫、ペットのためのエアコン、熱帯魚ポンプ) - 車での充電も可能なのでキャンピングカー・車中泊の電源
(電子レンジ、エアコン、ドライヤーなど) - オフグリッドの電源
(電気のない作業現場、エコ生活の電源) - 節電
(安い時に電気を貯めて、高い時にポータブル電源の電気を利用)



気になることあれば相談してください
2位 BLUETTI EP500

