【ユーザー車検】気になる費用・持ち物・予約について紹介【BMW MINI COOPERS(R56)】

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MINI COOPERS(R56)を購入してからもうすぐ9年が経とうとしています。
自分の好みでオプションを選択して、イギリスから船で渡ってきたMINI。

初めてハンドルを握った時、自分のMINIだと、とてもワクワクしました。
今も乗り込むと、相変わらずワクワク感が体を駆け巡ります。

まだまだ楽しく乗れるし、不具合も感じないので、4回目の車検を受けることにしました。

MEMO

この記事よりもユーザー車検の手順をわかりやすく解説しています。

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クリックできる目次

ユーザー車検に初挑戦

今まで車検はディーラーで受けてきました。

前回の車検の時の走行距離が31,951km。
2年経って、走行距離が36,480kmなので、前の車検から4,500kmくらいしか走っていません(1年で2,250km)。

そんなに走ってなくても、ディーラーに車検をお願いすれば、結構なお金が飛んで行きます。
奥さんからは、「そんなに乗らないなら、いらないんじゃないの」と言われてしまって寂しい気持ち。

確かに所有するだけで、車はお金が掛かって、なければお金が残ります。
ディーラーさんに車検の見積をお願いした時に、査定をしてもらいました。

出てきたMINIのお値段50万円

ディーラーの担当さんからは、50万円と車検に掛かる費用に差額で新しいのどうですか?と言われるけど、「はぁ」の空返事しかでない。

そもそも新しいMINIいらないし、気に入ってるのは自分のMINI。そんな金額で手放す気はありません。

車検どうしようかなと迷っている時、知り合いが、車検はいつもユーザー車検で通してるとのこと。
最初はなんとなく聞いていただけでした。

こだわりの車に乗っている仕事の関係の知り合いに聞くと、その人も車検はユーザー車検だという。
ここで改めてMINIもユーザー車検にすればお値打ちになるかなと、ユーザー車検に初挑戦することにしました。

ネットで検索して予約

「ユーザー車検」をネットで検索します。

必要書類を調べて、灯火類を奥さんに協力してもらってチェック。
国土交通省の自動車検査インターネット予約システムのアカウントを取って、検査を予約しました。

 国土交通省 検査予約システム

https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do

検査当日 書類提出

検査日当日。ホイールキャップをはずして、興味があるという奥さんを乗せて出発。

ネットでは予備検査もオススメされていたけど、あまり乗ってないので、前回の車検を受けた状態と変わってないだろうと予備検査はパスしました。
ドキドキしながら岐阜運輸支局に到着。
どこに行けばいいかわからないので、建物の中に入っただけで、緊張します。
ユーザー車検の窓口があったので、そこでユーザー車検について聞くと、『受検方法』について書かれた用紙がもらえました。

戸惑いながら、証紙や自賠責を購入して、書類に記入します。

必要書類 2018-11-08追記

車検当日、岐阜運輸支局⑧窓口(検査相談コーナー)にユーザー車検を受けたい旨伝えます。


(画像出典:国土交通省 中部運輸支局 岐阜運輸支局)

「ユーザー車検(継続検査)の受験方法」という用紙をもらい丁寧に教えてもらえます。

必要な申請書類

  • ①.自動車車検証
  • ②.自動車税納税証明書
  • ③.自賠責保険証明書
  • ④.点検整備記録簿(別表4 被牽引自動車の点検基準)
  • ⑤.自動車重量税納付書
  • ⑥.継続検査申請書(OCRシート)
  • ⑦.自動車検査票

①、②は持参しました。
⑤、⑥、⑦は⑧窓口(検査相談コーナー)でもらえます。

③自賠責保険証明書は隣の建物(自動車会議所)の⑫窓口(自賠責保険)で自賠責保険に加入します。
④点検整備記録簿は隣の建物(自動車会議所)の⑩窓口(印紙・用紙)で購入できます。

掛かった費用

費用

  • 自賠責保険代 27,840円
  • 点検整備記録簿 53円
  • OCRシート専用3号 25円
  • 自動車重量税 24,600円
  • 自動車登録印紙 400円
  • 自動車審査証紙 1,300円

合計 54,218円

検査コースへ

検査の書類を受け取り、MINIに乗り込んで検査コースへ出発します。

並んだのは3番コース。

自分の番になり、検査員に書類を渡します。

まずは灯火類の検査です。

検査員が「ウィンカー!」「フォグランプ!」など言っているみたいでしたけど、当日は雨が降っており、建物からの騒音もあり声がしっかり聞こえませんでした。焦ります。よくわからない時は適当にライトつけたりしました。

なんとか通過し、前に進みます。

すると「ずれてるよー!」の声。なんのこと?と焦ります。
床に黄色いラインがひかれているのですが、そこからずれているとのことでした。
床のライン、全く気が付きませんでした。

次に、メーターの検査。ラインに沿って進んで計測する機械にタイヤを載せます。

はじめての僕は要領が全くわかりません。てっきり誘導してもらえると思ったら、してもらえません。
見渡しても鏡もないし、どうしたらいいんだ、とちょっと焦ります。

そして、顔を車から出して、直接タイヤを見ればいいんだと気がついて、タイヤを装置に載せることに成功です。

40キロでたらスイッチを押してね、とスイッチを渡されます。

今までの焦りで、緊張感たっぷりです。
シフトレバーを1速に入れ、アクセルを踏み。クラッチを繋げます。

エンジンの回転があがり、緊張しながらメーターを見ます。

スピードメーターの針は回転をはじめ、徐々に速度をあげ・・・
あげ・・・?
あげてくれない?

焦ります。どうなったの?

アクセル踏んでも、回転数は上がるのにスピードメーターの針は「0」を指したままピクリとも動きません。
クラッチペダルからは足も離れているのにエンストもしていません。

タコメーターにはオレンジの警告灯が点灯

はじめての状況に、ここに来て壊れたのか?と焦ります。

検査員が「ダメダメー!」「前で測るやつじゃない!」「うしろ、うしろ」
他の検査員もやってきて、よくわからない状況に車の中で検査員の指示を待ちます。

検査員の言葉によると、MINIは後ろタイヤでスピードを測るらしい、知らなかったのでだからメーターが動かないのか、と納得です。

MINIはFF車なので、前輪駆動です。駆動輪と違う方で測る場合があるんだなと、この時は思いました。

検査員の指示に従い、後輪タイヤを機器の上に載せます。

フットブレーキとサイドブレーキの検査のあと、再びメーターのテストです。

スイッチを渡されます。でもこのままアクセル踏んだら、前輪が床の上に載っているので車は前に進んでしまいます。
機械がタイヤを回すのかなと思ったら、動き出しません。

よくわからないけど、検査員が「アクセル踏んで」と言うのと同時。
他の検査員が

「まえ、まえー」

とやってきました。

「前で測るやつや」
そうだよねー、と再び前輪を機械に載せるためにバックしようとすると、

「ダメ、ダメー」

もう何がなんだかわからない。

「後ろが詰めてるから、前行って」

後ろの車がギリギリのところまで詰めていたので、メーター検査は検査できず終了です。
はじめての車検で僕がモタモタしていたので、後ろの人はイライラしていたのでしょう。ギリギリまで迫っていました。

「もう1回並んで検査しなおしてね、今度は2番か4番のコースね」

ライトの光軸検査排ガス検査下回り検査をして、はじめての検査コースは終了。

再び検査コースへ

再び検査コースに並び直します。今度は2番コースです。

待ち時間中。どうして、メーター検査できなかったか考えます。
奥さんに聞くと、タイヤはまったく回ってなかったという。
エンジンも唸っていたし、タコメーターも回っていました。不思議です。

メーター検査の時、最後に来た検査員が、トラクションがどうたらこうたら、と言っていました。

そういえば、MINIにトラクションがどうたらの機能があった気がします。

DSCボタン

DSC/Dynamic Stability Control(でぃー・えす・しー/だいなみっく・すたびりてぃ・こんとろーる)/[安全]

フォード、BMW、マツダでの横滑り防止装置(DSC)の呼称。事故を未然に防ぐアクティブセーフティ装備の一つ。ダイナミックスタビリティコントロール(Dynamic Stability Control)の略で、日本語では「横滑り防止装置」と訳される。

コーナリング中、急なハンドル操作などによる車体の横滑りを感知すると、自動的に個々の車輪に独立してブレーキをかけたり、エンジン出力を絞るなどして横滑りを防止する仕組み。現在のところトヨタのVSC、日産のVDCなど、各自動車メーカーによって違う名称が使われているが、基本原理は同じ。

開発メーカー3社による「ESC普及委員会」が、その統一名称としてESCを提唱している。

出典:カーセンサー

ボタンを長押すると、タコメーターにオレンジの警告灯が点灯。

メーター検査の時にも、同じ警告灯が点灯して、なんのことかわからず焦ったけど。メーター検査の時に機能していたことを表してたみたいです。

ネットで検索すると、「DSC」が機能しているとダメらしいとわかりました。

自分の番が回ってきました。合格した検査は飛ばします。

再び、メーター検査の装置の上へ。

前もって「DSC」をオフにしておきます。タイヤを機械の上に載せます。
3番コースは検査員が近くにいたけど、2番コースは無人です。

3番コースは古い装置だったのですが、2番コースは装置が新しいものになっています。
フロントガラスから覗くと、電光掲示板が見えます。その表示に従って、検査します。

「40キロでパッシング」の表示。

緊張しながら、アクセルを踏み、クラッチを離します。
今度はタイヤが回転しているのが分かります。うまくいったみたいです。

ですが、速度を調整するのが難しい。
普段40km/hなんてすぐ出るのですが、なんか重い感じがします。

そんな中、40キロを過ぎた状態でパッシング。

電光掲示板には「40キロでパッシング」の表示のままかわりません。

ダメだったのかなと、アクセルを調整して、もう一度パッシング。
それでも電光掲示板の表示は変わりません。

アクセルを離すと、機械の抵抗があるのかすぐに速度が下がるので、40キロで安定させるのが難しいです。

40キロ安定させなければだめなのかと、微調整しながらなんとか維持しつつパッシング。

「40キロでパッシング」は変わらない。

これはどうしたらいいんだと、再びトライ。

「40キロでパッシング」は変わらない。

どうしたらいいんだと、前かがみになって前を覗くと、電光掲示板の上に青信号に「アクセルを緩める」の表示。
奥さんに聞くと、最初のパッシングでその表示だったらしいです。
なかなかやめない僕に、このテストがそんなに楽しいのかな、と思ったらしい。こっちはなかなか変わらない表示にただ焦ってました。

MINIのフロントガラスは僕にとって上への視界が狭いので、まったく気が付きませんでした。
信号も停止線まで近づくと見えなくなるので、だいぶ手前で止まることも多いです。

無事メーター検査も合格し、検査コース終了。

無事、新しい車検証をもらえました。

MINI(R56)のユーザー車検のポイント

  • DSC付車はメーター検査の前にオフ
  • フロントガラスから電光掲示板全体を見渡せない場合があるので注意

いろいろ知らないことばかりで焦ったユーザー車検だったけど、1回経験してれば次は大丈夫そう。
次はシエンタでユーザー車検です。

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