【suaoki S270レビュー】軽量コンパクトなポータブル電源 | USBが豊富でキャンプ、車中泊に最適 緊急用のACコンセントは停電対策に

今日もポータブル電源な、キニモノくんです。

詳しく紹介していきます。
以前の記事は ⇒ こちら


suaoki S270 外観
はじめてみた時、意外と小さいな、と思いました。
コンパクトなS270の外観をチェックしていきます。
こちらが正面だと思います。上部の電源マークで確認しました。
USB端子が4箇所あります。
他のsuaoki製品と違って、外装は金属部分がなく全体は黒のプラスチックでポイントで赤のプラスチックが入ってかっこいい感じです。
背面側です。こちらにも「suaoki」のロゴがあるのでどちらが正面かわかりにくいですね。
DC端子が4箇所あります。
正面右側です。緊急用のACコンセントが2箇所あります。
出力のための、スイッチもあります。
正面左側です。入力(充電)ポート。
LEDライトが2灯、ライト用スイッチがあります。
その下には冷却用のスリットがあります。
ちょっと上から、両側のハンドルを上に上げた状態です。
固定されず、ユラユラな感じです。
ハンドルは反対側まで倒れます。
底面です。
ラベルを拡大しました。
PSEマークは確認できません。(2018年12月に入手しました)
suaoki S270 サイズ
サイズについて、説明書に記載はありませんでした。
実際に測定していきます。
幅18.6cm
奥行き10.9cm
高さ 11.8cm
ハンドルを立てた高さ 17.0cm
サイズ 実測 18.6 * 10.9 * 11.8 cm(ハンドル使用時17.0cm)
商品ページ記載のサイズは 184.5*109.5*118.5 mm でした。細かい数値でこちらの方が正確かもです。
suaoki S270 重さ
実測1442gでした。
説明書には約1.3kgとなっています。
suaoki S270 バッテリー仕様
- タイプ:リチウムイオン電池
- モデル:18650
- 電圧:11.1V
- 150Wh(13.500mAh*11.1V)
- ライフサイクル:>500回
suaoki S270 入力(充電)
充電方法は3種類(ACアダプタ、シガープラグ、ソーラーパネル)です。
suaoki S270 の入力(充電)は全てこの「DC IN」から行います。
本体に充電中は上面パネルのインジケーターが点滅します。
(画像の点滅間隔は実際のものとは異なります)
インジケーターは1目盛りが20%を示しいて、5つ点灯で100%になります。
インジケーターの点滅が終わり点灯状態になったら充電完了です。
充電状態のまま放置しないようにしてください。(過充電を避ける)
充電する際、本体が熱くなりますが正常な状態です。
(タオル、衣服などで本体を覆わないでください)
オートチャージ対応
入力ポートに電力を感知すると、自動で電源が入って充電が開始されます。(満充電でない場合)
suaoki PS5Bのように電源ボタンを押す必要がありません。
suaoki S270 ACアダプターからの充電
商品に付属のACアダプターから充電する場合を紹介します。
型番はSAW30-150-2000Jになります。(2018年12月)
ACアダプター仕様
ラベルを拡大しました。
PSEマークが確認できます。本体と違い事業者名が記載してあります。
『鋭志高純技術株式会社』
ググってみました。三重県津市の会社のようです。
「DC IN」にアダプターのDCプラグを差し込むとオートチャージ機能が働いて充電が始まります。
ちょっとわかりにくいですが、ワットモニターの表示は29.9Wです。
この時、suaoki G500から充電していたのですが、suaoki G500の出力は36Wを示しています。
suaoki S270 シガーソケットからの充電
商品に付属のシガープラグになります。端子込で長さは約106cmになります。
充電を試してみましたが、今回は実際の車ではなく、suaoki G500のシガーソケットに接続して試してみました。
電源が立ち上がり、インジケーターが点滅して充電中になりました。
suaoki G500 のDC出力の数値を確認すると、「0w」です。
右下のシガープラグは赤色LEDが点灯して出力されているのがわかります。
G500の100Wまでの表示精度は±5Wなので、5W以下の出力のようです。
電圧を測定しようと、テスターを試しましたが、DCプラグの穴経が細くて測定できませんでした。
一応、オシロスコープを使ってみました。
しっかりと一直線で直流ということはわかりますが、電圧はどうみたらいいのかわかりません。
充電する時間はかなり掛かりそうです。
車で充電したい場合は、インバーターを使用して、ACアダプターを接続するのがおすすめです。
正弦波のものを使ったほうがいいでしょう。
suaoki S270 ソーラーパネルからの充電
ポータブル電源のメリットは、電気を持ち運ぶことができることです。
持ち運んだ先にコンセントがなかったり、災害などで停電した際には充電するのが難しくなります。
そんな時でも、ソーラーパネルがあれば太陽の光でポータブル電源に充電することが可能です。
suaoki S270にはソーラーパネルと接続するためのMC4端子変換ケーブルが付属しています。
ソーラーポート仕様
- 最大入力電流:2A
- 入力電圧範囲:13-22Vdc
- MPPT電圧範囲:13-22Vdc
- 最大入力電圧:22Vdc
- MPPT効率:不明
- 最大効率:不明
- ソーラー充電モード:MPPT
和訳すると最大電力点追従となり、その名の示す通り、気象条件等の変化で常に変動する最適動作点に追従しながら動作する機能です。
出典:太陽光発電の仕組み http://www.solartech.jp/
ソーラー充電用ケーブル。ケーブルの長さは端子部分も含めて約103cm。
ソーラーパネルと接続するMC4端子と本体と接続するDC端子になっています。
MC4端子側です。
オスにプラス。メスにマイナスの刻印があります。
所有するMC4端子と接続できるソーラーパネルは suaoki の150Wフレキシブルタイプのみです。
ソーラーパネルの電圧が高すぎるので、くもりの日に試してみましたが、suaoki S270にしっかり充電していました。
suaoki S270 折りたたみソーラーパネル60Wとの接続
suaokiの折りたたみ式ソーラーパネル 60Wです。
こちらの商品の出力はDCポートと、USBになっています。
パネルを展開しました。約168cmあります。(パネル部分だけだと143cm)
これらの商品に付属のDC-DCケーブルを使ってS270と接続することができます。
所有しているのは上の商品。パネルが直線に並んだタイプのものになります。
このケーブルの長さは端子部分を含めて、約107cmです。
(suoaki S270にこのケーブルは付属しません)
ケーブルを接続した状態。
この時は充電を試していません。
説明書によるとソーラーパネルの出力は18V / 3.4A(最大)となっています。
suaoki S270 出力
放電深度(DOD)については記載がありません。
放電深度:バッテリー全体量に対して、実際に使用できる容量の割合。
90%としたら、150Whのうち135Whしか使用できないことになります。(S270は不明です)
suaoki S270 AC出力(家庭用コンセント) 2口
電圧:110V
周波数:60Hz
定格出力:100W
瞬間最大:150W
↓ AC出力についてチェックしたいことをまとめました。
変換効率については不明です。
変換効率:AC出力をする場合、電池に蓄えられた直流電源(DC)を交流電源(AC)に変換する必要があります。
その際に、エネルギーロスが発生します。その際の効率になります。
90Wを取り出すために100Wが必要になった場合、ロスが10%で変換効率90%となります。
放電深度と合わせて、実際に使えるWhを知ることができます。
suaoki S270はどちらも不明なので、仮定して勝手に計算します。
放電深度90%、変換効率90%として81%が使える量になります。
150Wh✕90%✕90%=125.1Wh となります。
AC出力(家庭用コンセント)は2口です。
コンセントをさして、「AC電源ボタン」(コンセントマークのスイッチ)を押すと出力されます。
出力中はLEDが点灯します。
(コンセントささなくてもスイッチを押すと点灯します)
定格出力は100Wです。
(LED消灯)
短絡(ショート)した場合、過電圧(負荷が180W超え)の場合、本体はAC出力を停止します(自動オフ)。
修正正弦波
説明書の注意書きです。
「本製品は緊急状況用で、家電やデジタル製品の標準AC電流の電源として使用できません。」
とあります。他にも
「ACモーターを使用する電子機器は、修正正弦波を利用すると、フル容量で動作できないし、騒音が響きます。冷蔵庫、電子エンジン、ACモータを使用するコンプレッサー、壊れやすい医療機器など長期間使用する電器には、純正弦波インバーターを利用することをお勧めです」(説明書記載のまま)
とあります。
PS4やNintendo Switchのゲーム機器、パソコンのACアダプターや、スマホの充電器なども使用しない方がいいです。
どうしてもAC電源が必要な場合以外はsuaoki S270のAC出力は利用しないことがおすすめです。
気にせず使えるのは、回路の必要のない白熱電球などになります。
修正正弦波をオシロスコープでチェックしました。
suaoki S270の波形は、階段状になっています。
周波数は60Hz(59Hzとなっています)
家庭用コンセントの波形です。suaoki S270の波形はこの波形とぜんぜん違うことがよくわかります。
↓ AC出力についてチェックしたいことをまとめました。
suaoki S270 DC出力
DCポートは4箇所あります。
外径5.5mmの端子のものがささります。
使用するには、本体上部の電源スイッチを入れます。
DCポート 4口
・出力電圧:9-12V / 10A / 15A(最大)
・定格出力:120W
・最大出力:180W
定格出力はsuoaki G500の数値より大きいです。DCポートを活用するならG500よりS270の方がいいかも。
折りたたみソーラーパネル60Wに付属のケーブルを使用して電圧を測定してみました。
12.1Vで出力していました。
シガーソケット
suaoki S270に付属するシガーソケットです。
本体に接続しました。後付感半端ないですが、プラグを挿せば違和感少なくなるかな?
12VDC出力電圧は9V~12Vで、最大出力電流は15Aです。
バッテリー容量が時間と共に減少すると、DC出力電圧も減少します。
入力電圧安定化機能が内蔵されていないデバイスと接続する場合は、本製品の入力電圧が低すぎると、充電を中止します。
その場合は、すぐ充電を中断し、時間内に本体を充電してください。
短絡(ショート)した場合、過電圧(負荷が180W超え)の場合、本体は出力を停止します(自動オフ)。
suaoki S270 USB出力 4口
USBを使用するには、本体上部の電源スイッチを入れます。
一番左の端子はQC3.0に対応となっています。
QC3.0(左):4V-9V / 2.1A(最大)
他:5V / 2.1A(最大)
USB出力 急速充電対応状況 QC3.0
POWER-Zを使用して急速充電の対応を調べました。
QC3.0のUSB端子です。
急速充電 対応状況
- Apple2.4A
- USB-DCP 5V / 1.5A
- QC2.0 9V 12V
- QC3.0
- Samsung AFC 9V 12V
- Huawei FCP 9V / 2A
USB出力 急速充電対応状況 一般
QC3.0非対応の残り3つのUSB端子です。
USB-DCP 5V / 1.5A のみに対応していました。
(3箇所とも同じ結果でした)
suaoki S270 LEDライト
LEDライトの上のスイットを押すと点灯します。
一度押すと、常時点灯。
もう一度押すと、フラッシュ(点滅)点灯
(画像は実際の点滅間隔とは異なります)
さらにもう一度押すと、消灯します。
suaoki S270 動作環境
・-10℃~40℃
・最適な充電環境は10℃~30℃
・高湿度、ホコリが多い場所は避ける
・高温環境、直射日光は避ける
電池の科学的な特性により、低温(凍結温度以下)は電池容量に影響を与える可能性があります。
0℃以下の環境で常時使用する場合は、クーラーボックスなど保温できる環境内での使用がおすすめです。
本体が発する熱によって、本体のバッテリーの状態を良好に保ちます。
suaoki S270 注意事項
・充電する際は電波障害を起こす可能性があります。テレビ、ラジオなどの電化製品から離してください。
・長時間使用しない場合は、ケーブルをすべて外し保管してください。
・S270でデバイス(スマホなど)を充電する際は、デバイスを充電モードに設定してから接続してください。
・リチウムイオン電池の寿命をのばすために、3ヶ月に1度充電したください。(少なくとも6ヶ月に1度充電する必要があります)
・バッテリーは取り外し不可能な充電式のものです。本体が損傷する可能性があるのでバッテリーを取り外さないでください。
・バッテリーは500回以上充放電可能ですが、最終的には損耗します。
・短絡(ショート)を避けるため、金属(コイン、ヘアピン、鍵など)から離して使用してください。
・本体を加熱、火に入れる、水や他の液体に入れることはしないでください。
・落としたり、重いものを載せたり、強い衝撃は避けてください。
・本体を改造、分解しないでください。
廃棄とリサイクル
suaoki S270を家庭廃棄物とともに廃棄しないでください。
法令に従って、廃棄処分、リサイクルしてください。
suaoki S270 おすすめの使い方は?
AC出力は修正正弦波なので緊急用と考えたほうがいいです。災害時など、どうしても必要なときに使いましょう。
USB出力と、DC出力をメインに活用するように使用を考えます。
USB出力は、スマホやタブレット、LEDライト、Bluetoothスピーカーなど充電する機器は豊富なので、キャンプなどのアウトドアや、車中泊で活用できます。
DCポートはsuaoki G500よりも出力があるので、より活用していきたいポイントです。
カー用品の活用が相性がいいです。
炊飯器、電器ポット、扇風機、電気毛布など車用の商品がいろいろあります。
車中泊で使用するのもいいですが、キャンプでももちろん活用できます。
フェスなど数日間過ごす場合も、重量が1.5kgを切る軽さなので、持っていきやすいと思います。
商品は箱型で安定した形なので、倒れたりしにくく安心です。
USBの急速充電に対応している端子は1つしかありません。急速充電がもっと必要な場合は、車用の充電器を活用するのもいいです。
PD対応のモノなど、より早く充電できるものを使用するのもいいですね。
AC出力を普段でも使用したい場合は、車用のDC-ACインバーター(正弦波)と組み合わせた方がいいです。
こちらの商品実際に使用してみました。
動作可能です。(ちなみに、suaoki G500、PS5Bは出力でエラーが出て動作しませんでした)
正弦波のAC出力で安心して電化製品を使うことが可能になります。
何Wまで可能かは調べていません。
出力だけでなく、車でsuaoki S270を充電する際にもACアダプターが使えるので、便利だと思います。
ソーラーパネルと組み合わせるのは、キャンプなどアウトドア、災害時の停電にはより便利になること間違いなしです。
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